Research研究
環境系研究グループ
建築学は建物に関わる広範な問題を扱う学問ですが、建築環境工学はその中でも快適性に関わる問題を中心に扱う分野です。当教室の環境系は、大きく分けると4つの研究グループからなっており、それぞれ、音環境、光環境、熱・空気環境、都市環境に重点を置いて充実した研究活動を行い、建築・都市における環境の問題に幅広く取り組んでいます。
環境音響学研究室Environmental Acoustics Laboratory
優れた音環境の実現を目的として、音響現象のメカニズムを解明し、それを制御する手法を確立する
- 阪上 公博
SAKAGAMI Kimihiro教授
- 佐藤 逸人
SATO Hayato准教授
- 奥園 健
OKUZONO Takeshi助教
研究概要
人間の生活環境において“音”は音楽、音声、騒音と様々な形で存在している。それらの“音”をその環境に合わせて適切にコントロールするためには、音源から人間の耳に到達するまでの物理的な現象と、人間が耳に到達した音をどのように知覚するかという心理的な現象の2つを明らかにしなくてはならない。本研究室では上記2つの観点から広範囲にわたって研究を行なっている。
研究テーマ
- 音響材料の音響特性に関する研究
- 固体音の伝搬特性に関する研究
- 公共空間の音環境評価に関する研究
- 音の方向感に関する研究
- 建築音環境の数値シミュレーションに関する研究
スタッフ

SAKAGAMI Kimihiro教授
[研究テーマ]
- 次世代吸音・遮音材料の開発に関する研究
- 各種音響材料の性能改善に関する研究
[連絡先]
- 自然科学総合研究棟 3号館 504号室
- 078-803-6043
- sakakobe-u.ac.jp

SATO Hayato准教授
[研究テーマ]
- 公共空間の音声伝達・非伝達性能の評価に関する研究
- 音を用いた視覚障害者の移動支援に関する研究
[連絡先]
- 工学部 音響心理実験室
- 078-803-6052
- hayatokobe-u.ac.jp

OKUZONO Takeshi助教
[研究テーマ]
- 波動音響解析による音環境予測技術に関する研究
- 室内音響VRに関する研究
- 微細穿孔板と各種織編物・不織布を用いた吸音体に関する研究
- 窓の遮音性能の予測技術に関する研究
- 建築音響への音響メタマテリアルの応用に関する研究
[連絡先]
- 自然科学総合研究棟 3号館 509号室
- 078-803-6577
- okuzonoport.kobe-u.ac.jp
都市環境工学研究室Urban Environmental Engineering Laboratory
“みどり”と“エネルギー”の視点から建物や街をエコロジカルに計画する研究
- 竹林 英樹
TAKEBAYASHI Hideki准教授
- 橘高 康介
KITTAKA Kosuke技術職員
研究概要
私たちの研究室は、建築・都市環境工学、設備システム、都市環境計画と呼ばれる分野を専門としています。大変幅広いのですが、短く言えば、“みどり”と“エネルギー”の視点から建物や街をエコロジカルに計画する研究です。
研究テーマ
- 都市気候解析に関する研究
- クリマアトラス(都市環境気候図)に関する研究
- 屋上緑化・クールルーフに関する研究
- 防災用太陽光発電システムに関する研究
- 住宅エネルギーシステムに関する研究
- 都市エネルギーシステムに関する研究
スタッフ

TAKEBAYASHI Hideki准教授
[研究テーマ]
- 都市気候解析に関する研究
- 山麓冷気流による市街地熱環境緩和効果に関する研究
[連絡先]
- 自然科学総合研究棟 3号館 501号室
- 078-803-6062
- thidekikobe-u.ac.jp

KITTAKA Kosuke技術職員
[研究テーマ]
- ヒートアイランド緩和に関する研究
- 温暖化がエネルギー消費に及ぼす影響に関する研究
[連絡先]
- 自然科学総合研究棟 3号館 514号室
- 078-803-6366
- kittakabear.kobe-u.ac.jp
熱環境解析研究室Thermal Environmental Analysis Laboratory
建築熱環境の物理的な解析法を構築し、健康で快適な建築環境を省エネルギー的に形成するための設計法を提案する
- 高田 暁
TAKADA Satoru教授
- 福井 一真
FUKUI Kazuma助教
研究概要
熱および物質の移動論を基盤として、居住者の健康と快適性に配慮しつつ、環境負荷の低減を実現する建築環境設計を追求します。建築環境を構成する物質だけでなくそこに住まう人間をも対象として研究を行います。
研究テーマ
- 住宅および非住宅建築物における温湿度・結露・換気性状に関する研究
- 建築材料の吸放湿利用に関する研究
- 熱湿気性状の解析に基づく地下空間の設計法に関する研究
- 煙突効果を抑制する高層建築物の設計法に関する研究
- 多孔質材料における熱水分同時移動の基礎理論と物性値に関する研究
- 個人差を考慮した非定常状態における温熱快適性予測に関する研究
- 体温調節系の過渡応答特性を考慮した温熱環境設計に関する研究
- 着衣における熱水分移動と人体-着衣間における熱水分移動に関する研究
- 粘膜の過乾燥やウイルス蔓延を防ぐ室内環境調整に関する研究
- 湿気が健康に及ぼす影響に関する研究
- 建物外壁の凍害防止に関する研究
- 凍結融解作用を受ける建築材料内の熱水分同時移動と変形・破壊に関する研究
- サステナブルデザインに関する研究
スタッフ

TAKADA Satoru教授
[研究テーマ]
- 多孔質材料における熱水分同時移動方程式に基づく建物における湿害防止に関する研究
- 非定常状態における体温調節および温熱快適性の予測と評価に関する研究
- 省エネルギー性・快適性・衛生に配慮した室内環境設計に関する研究
[連絡先]
- 工学部 1E棟 203号室
- 078-803-6038
- satorutakobe-u.ac.jp

FUKUI Kazuma助教
[研究テーマ]
- 建物外壁の凍害防止に関する研究
- 凍結融解作用を受ける建築材料内の熱水分同時移動と変形・破壊に関する研究
[連絡先]
- 建築スタジオ棟 A-B02号室
- 078-803-6060
- fukuiperidot.kobe-u.ac.jp
光環境計画研究室Lighting Environment and Planning Laboratory
安全快適で魅力のある光環境形成のため、光の流れを把握してコントロールする技術を提案する
- 鈴木 広隆
SUZUKI Hirotaka教授
研究概要
本研究室では、より安全快適で魅力のある光環境を形成するため、「光環境シミュレーションシステムのアルゴリズムの開発」、「光環境シミュレーションシステムを用いた昼光利用装置の開発とシミュレーションによる性能評価」、「昼光利用装置の実測による性能評価」、「視覚系システムの分析」等について研究を行います。これ以外にも、光や形態に関わる興味深い内容であれば、共に積極的に取り組んで行きたいと考えています。
研究テーマ
- 光環境シミュレーションシステムのアルゴリズムに関する研究
- 鏡面反射を用いた昼光利用装置の開発と評価に関する研究
- 拡散透過を用いた昼光のフロー制御装置の開発と評価に関する研究
- 輝度分布のコントロールに関する研究
- 錯視に関する研究
スタッフ

SUZUKI Hirotaka教授
[研究テーマ]
- 光環境シミュレーションシステムのアルゴリズムに関する研究
- 鏡面反射を用いた昼光利用装置の開発と評価に関する研究
- 拡散透過を用いた昼光のフロー制御装置の開発と評価に関する研究
- 輝度分布のコントロールに関する研究
- 錯視に関する研究
[連絡先]
- 工学部 1E棟 302号室
- 078-803-6057
- hirotakasuzukipeople.kobe-u.ac.jp